「ＥＭクラブ」ＮＯ１
「ＥＭクラブ」とは・・・。
もう ご存じある方の方が少なくなってしまったのかもしれない。
横須賀市のホームページを紐解くと。明治３５年に横須賀海軍下士官集会所として 設立され 戦後は駐留軍のＥＭクラブとして・・・。（要約）として あまり多くを語られていない。写真数枚と 簡単な歴史を書かれているに過ぎない。
当時としては 東洋一の劇場設備を誇り、ルイ・アームストロングやらベニーグッドマンなど本場のジャズマンから 雪村いずみ・江利チエミ・渡辺貞夫・クレージーキャッツなど 日本の名だたるジャズマンが 集結し 本物のジャズが聴かれる、話題も豊富、日本一を語ることのできる、素敵なホールであったのに・・・多くを語られていないのだ。
日本のジャズの 発祥の地の一つとして 誇ってもいいはずの「ＥＭクラブ」なのに・・・。日本初ではないけれども そのクオリティーの高さとか、本場のジャズと言えば 遥かに「ＥＭクラブ」の方が 格が上だったと聞く。
それは単に劇場としてではなく ＥＭクラブには 色んな要素が含まれていて、要はするに 米軍兵士の娯楽施設としての趣が強く、門の中は つまりは日本ではないに 等しい施設であったせいかもしれない。
語れない 多くの姿を持っていたからに違いない・・・。横須賀の恥部的な 考えがあったのでは・・・と 私は思う。
それが 今回の芝居を書かせた 大きな理由である。
私の子供時代は ドブ板界隈は「怖い街」 子供が近付いてはいけない場所と 教えられてきた記憶がある。
今時代は変わって、跡地には芸術劇場があり ドブ板も観光スポットとして人気を集め、綺麗にもなったし、おおきく変貌している。
でも、忘れてはいけないこと、蓋をしてはいけないことが たくさんあるはず・・・の想いで いよいよ 来年２月２８日３月１日の公演を目指して スタートをしました。
あまり 暗くならずに でもしっかりとテーマを押さえながら 良い舞台にと 船出を始めました。今回は 劇団河童座だけでなく 神奈川県演劇連盟合同公演として、いつもと違ったメンバーも参加しての 大所帯です。
そのメンバーのことも含め、おいおいと紹介をしようと思っています。
候 ご期待のほどを！